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2024年10月11日金曜日

              留学生奨学金でカナダに留学

私は817日から916日の約1か月の間、三重大学工学部同窓会様からのご支援をいただき、カナダのトロントに語学留学をさせていただきました。私が留学したカナダのトロントはカナダ最大の都市であり、移民の割合が多く多様性に富んでいるため、「人種のモザイク」と呼ばれています。そこで私は、英語の語学の向上、異文化理解、そして自分の将来のために工学系に関する場所の訪問を目的として留学をしました。私が通った語学学校、ECトロント校ではフランス、ブラジル、サウジアラビア、ドイツ、トルコ、韓国など、多くの国の人たちと一緒に授業を受け、コミュニケーションを交わしました。この学校の授業はペアで話しあうことが多く、スピーキングに重きをおいて授業をするので非常に英語を学習するのによい環境でした。もちろん、リーディングやリスニング、ライティングの授業もありました。リーディングやリスニングは日本の授業のように教科書を聞いて、読む、という感じでした。教科書で出てきた文法やフレーズを使ってスピーキングや、ライティングを行いました。

授業を受けているうちに分かったことがあります。それは同じクラスでも英語が話せる人はたくさんいるということです。クラスは自分と同じ英語力の人たちと一緒に受けるのですが、自分によりも英語がはるかにできる人がクラスにいたりします。その人は、英語話せるが、文法があいまいなため同じクラスになったようでした。反対に私に対して文法について詳しいといわれました。私はうまく話すために留学をしたのですが海外の人は文法を学びに来る人が多かったです。私はみんなが英語で話すことを得意としない人ばかりが留学に来るものだと思っていたので少し驚きました。そしてみんな英語を使って自分の言いたいことを簡単に表現しており少しうらやましいと思いました。

また良かったこともあります。それは様々な国の文化を教えてもらったことです。ブラジルでは「シャー・デ・べべー」という妊娠30週以降の妊婦さんが夫や友人、家族に祝ってもらう伝統行事があります。会場を手配し、飾りつけを行い、飲食の準備をしてパーティーを行うみたいです。またフランスでは「ニュイ・ブランシュ」というお祭りがあり、これは「徹夜する」という意味がある。そのため多くの美術館や博物館が夜通し無料で開放される日です。他にも韓国は男性が19歳になると徴兵されるそうです。徴兵を受けた韓国の友達がおり話を少し聞きました。彼は陸軍となり18か月もの間勤務していました。彼は初めて銃を持ち使い方を学んだそうです。またナイフも持ち、人を殺すためのナイフの持ち方を学んだそうです。朝がとても早く起きることがとてもつらかったみたいです。

平日は学校に通っていましたが、休日は学校がないので観光をしたり、自分の将来のための情報を集めていました。まず観光として私はナイアガラの滝に行ってきました。ナイアガラの滝には電車で片道2時間ほどかかります。断崖絶壁から落ちる滝の壮大さに圧倒されました。水の落ちる勢いがすさまじく水しぶきも吹き上がっていました。またテレビ博物館という場所に訪問しました。ここでは将来の役に立つことがあるのではないかと思い訪れました。訪れるとそこにはテレビの歴史についての展示がありました。技術的なことは書かれていませんでしたがテレビが透明で中の配線などを見ることができるテレビがあり、とても面白かったです。以前まではソフトなどの開発をしたいと思っていましたがハードの開発も面白そうだと思いました。

今回、留学をして一人で何も知らない、言葉も通じない場所で生活することはとても刺激的でした。トロントはさまざまな外国の方が生活しているため差別などもなく治安もよかったので大変住みやすい都市でした。私が留学に行った時期が8月なので気温も暑すぎず寒すぎず快適でした。学校で知り合った人たちから情報をもらい、自分のしたいことが増え、良い体験になりました。

最後にこのような貴重な機会を与えてくださった三重大学工学部同窓会グローバル人材プロジェクトの関係者の皆様に感謝と御礼を申し上げます。