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三重大学工学部同窓会. Powered by Blogger.
2026年10月5日月曜日






 海外視察ツアー 第6弾「カンボジア及びベトナム5日間」

柿崎 賢一(4期 電気)

打田 卓朗(54期 電気)

宮脇 将 (56期 情報)

 

三重大学工学部同窓会企画「最新IT事情視察ツアー第6弾(2026)」が開催されました。参加者は15名。過去には全員が電気の出身となることも珍しくなかったこのツアーですが、今回は化学や情報の出身の方もおり、学科を跨いで思い出を語り合える賑やかな会となりました。
 今回の海外視察ツアーでは、カンボジアのシェムリアップ市とベトナムのホーチミン市を、5日間の行程で視察しました。カンボジアではアンコール・ワットをはじめとする遺跡群やトンレサップ湖の水上村、ベトナムでは統一会堂などの市内施設やベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCC)を訪問しました。
 1日目は、空路での移動時間がほとんどでした。現地時間の17時頃にシェムリアップへ到着し、夕食はレストランでクメール料理をいただきました。クメール料理はカンボジアの伝統的な料理ですが、どこか親しみを感じる味わいで、「日本の食卓に並んでいても違和感がない」との声に食卓中から共感が集まりました。食事を終えた後、ホテルにチェックインしました。
 2日目は、早朝にアンコール・ワットへ日の出を見に行きました。秋分であれば、太陽の位置は中央祠堂のほぼ真上。この日はその少し前であったため、中央祠堂のやや左側に出るそうです。しかし、あいにくの曇天。日の出は目にすることができませんでしたが、早朝の比較的涼しい空気の中、周辺を散歩することができました。その後、午前中はアンコール・トムの遺跡群を巡りました。ここでは数多くの壁の彫刻から、カンボジアの歴史について学びました。壁の彫刻には戦いの様子が描かれており、有力な隣国に挟まれたカンボジアでは、古くから戦乱が繰り返されてきたそうです。また、そうした争いは遠い過去のものではなく、比較的最近まで続いていたことも知りました。昼食はレストランで飲茶料理をいただき、午後は改めてアンコール・ワットを内部まで見学しました。その後、ホテルで休憩を取り、夕食会場では伝統舞踊のショーを見ながら食事をいただきました。夜はナイトマーケットを散策し、値段交渉など現地特有のショッピングで盛り上がりました。
 3日目の午前は、トンレサップ湖で船に乗り、水上村を見学しました。水の上に家々が並び、人々が舟で行き来する光景は日本では決して見られないものであり、現地の人々の逞しさ、そして当たり前だと思っていた町中での生活が決してそうとも限らないことを肌で感じました。午後はシェムリアップ市内を観光する予定でしたが、天候不良のため一部を取りやめ、空港内のラウンジで搭乗時刻まで軽食を取りながら過ごしました。1時間と少しのフライトでホーチミンへ移動し、ホテルにチェックインしました。
 4日目の午前は、ホーチミン市内を視察しました。統一会堂とサイゴン大教会を訪れましたが、サイゴン大教会は修復工事中で足場が組まれており、全体を見ることはできませんでした。その後、サイゴン中央郵便局とベンタイン市場を散策しました。昼食にレストランでベトナム料理をいただいた後は、ベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCC)を訪問しました。VJCCは、日本とベトナムの両国政府の合意のもと、国際協力機構(JICA)と外国貿易大学の協力によって設立された人材育成機関です。ここでは、ベトナム企業の経営者や管理職の人々を対象に、生産管理や人事管理、経営戦略といった日本式経営の研修が行われています。現代においても日本企業特有の経営メソッドや人材育成方針は現地で強い人気と信頼を集めているようです。また、日本語の学習者や教師に向けた日本語教育、外国貿易大学の学生が日本式の経営を学ぶ学部課程、文化交流など幅広い分野に取り組んでおり、日本とベトナムを繋ぐ重要な架け橋としての活躍に感銘を受けました。施設内でも、部屋名が日本国内の地名になっていたりと、細かなこだわりと温かさが感じられ印象に残っています。
 夕方には水上人形劇を鑑賞し、最後の食事を終え空港へ向かい、日付が変わる頃に空路で日本へ出発しました。5日目の午前に日本へ到着し、全体解散となりました。

長いようで短いこの5日間を通して、生活様式や宗教観の違いを体感するとともに、そのような遠く離れた地と日本の力強い結びつき、それを支えてきた人々の歴史や現に支えている方々の取り組みを目にし、その意義を理解することの重要性に気付かされました。さらに、世代や学科を超えた参加者の皆様から様々なお話を伺うこともでき、特にベトナムの南北統一の歴史については、当時を日本で過ごされた世代と、そうでない世代の双方が参加していたため、互いに意見を交わし、考えを深める機会となりました。

これまで6回にわたり多くの国々を旅してきたこのツアーだからこそ、次に訪れる地に益々期待が高まります。来年は皆様もぜひご参加ください。











2026年9月29日火曜日

  三重大学工学部同窓会 研究費支援 テーマ募集  支援金50万円(2本)

詳細は、ホームページ研究支援ページ、または、下記ポスターをご覧のうえ応募ください。




2026年8月19日水曜日

 会報誌を発行しました。まもなく会員の皆様のお手元に届くと思います。住所変更等で届いてない方は、メールフォームより事務局へご連絡ください。

尚、会誌はこのHPから印刷も可能です。

2026年7月15日水曜日



2026年7月9日木曜日

 2026年7月4日(土)、喜楽酒場 絆 八重洲日本橋店 で関東地区懇親会(暑気払い)を開催しました。

参加者は14名(1E:4名、1M:2名、2E:2名、3M:2名、4E:2名、7E:1名、7C:1名)。

今回は日本橋某ビル地下1階にある居酒屋で開催しました。狭い個室でちょっと窮屈でしたが互いの距離が近く話しが弾むメリット?がありました。

参加人数は前回12月の忘年会より若干少なくなりましたが、遠路静岡から、更に新しく7期(電子)の方の参加があり同窓の親睦を深めることができました。

新しい研究紹介がありました。ジュースを注いだコップの上部を、食べられる煙を閉じ込めた食べられる半球状のシャボン被膜で蓋をするもので、面白く市場展開を予感させる実演でした。

近況報告、健康グッズなど話は延々と続いていましたが時間切れで散会となりました。

次回は年末12月の第一土曜日(12月5日)を予定しています。皆様のご参加をお待ちしております。




 

2026年6月16日火曜日

三重大学工学部同窓会海外事情視察ツアー第6弾(2026) 

      「カンボジア(シュムリアップ)ベトナム(ホーチミン)5日間」

詳しくは、こちらをご覧ください。

今回のツアーは、まず世界遺産でヒンドゥ教寺院遺跡「アンコールワット」を訪れます。

 遺跡の近くに滞在して、朝日・夕日の遺跡群も併せて見学していただきます。

 また、帰りにベトナム経済の中心地で南部の大都市・ホーチミン市で、学校訪問や企業視察を予定しています。

       2か国訪問と食事内容にも配慮した充実ツアーです。

  但し、世界情勢を反映して、燃油サーチャージの高騰や円安による現地滞在費の上昇を受け、例年よりは旅行代金が高くなりましたことはお詫びいたします。

ご参加は三重大学工学部同窓会企画ですので会員の方に限りますが、会員関係者の方はご相談下さい。万障お繰り合わせの上、ご参加のご意思をご連絡下さい。

       ■期間 2026年9月12日(土)~16日(水)5日間

       ■企画  三重大学工学部同窓会 

              *会員には同窓会より10万円補助いたします。

         学生会員には同窓会より15万円補助いたします。

         会員関係者の方も参加出来ます。


       ■問い合わせ先、申込先

       三重大学工学部同窓会 海外視察委員長 柿崎まで 

      kakizaki88@gmail.com <mailto:kakizaki88@gmail.com>  TEL090-7044-3677


 2025年9月から2026年1月にかけて、私はイギリスのセントラル・ランカシャー大学に交換留学生として4ヶ月間留学しました。もともとは、所属大学の協定校であるアメリカのノースカロライナ大学への留学を予定していましたが、当時の政治的な不安定さを理由にプログラムが中止となり、急遽イギリスに行き先を変更しました。今振り返ってみると、イギリスでの留学は私の価値観を大きく変えてくれた、とても意味のある経験だったと感じています。

大学はイングランド北部、マンチェスター近郊のプレストンという街にあります。ロンドンほど知名度は高くありませんが、赤レンガ造りの建物が多く、街全体にイギリスらしい伝統的な雰囲気が漂っておりとてもいい街です。市街地がそれほど広くないため、買い物にも便利でした。

The image shows a sunny day at a bus station in Preston, with a double-decker bus and several other types of vehicles parked on the pavement.

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プレストン駅の前の景色

大学は街から切り離された場所にあるのではなく、街の中に自然に溶け込んでいます。孤立した環境に立地している日本の大学とは異なり、キャンパスと街が一体となっており、学生も地域住民も、日常生活の中で入り交じっていました。

最初に気づいた文化の違いは、イギリス人が見知らぬ人と接する際のコミュニケーションの取り方でした。日本と比べると、イギリスでは気軽に話しかけてくる人がとても多いです。レジの店員さんやバスの運転手、駅のホームで待っている人まで、よく声をかけてくれました。最初のうちは英語で素早く答える余裕がなく、日常的な雑談でも緊張してしまうことがありました。しかし時間が経つにつれて、自然に会話に加われるようになっていきました。また、イギリス人は日常のやり取りの中でも感情をオープンに表現することが多く、そうした雰囲気のおかげで、間違いを恐れずに英語を話せるようになっていきました。

交換留学プログラムでは、グローバリゼーションに関する授業と、各国の広告文化を比較する授業の2科目を履修しました。本来は情報工学を専攻しているため工学系の授業を受けたかったのですが、1学期のみの交換留学生には工学のモジュールが開放されておらず、残念に思いました。しかし、結果的に有意義なものになりました。

グローバリゼーションの授業では、政治・経済・文化・テクノロジーが国境を越えてどのように影響し合っているかを学びました。講義中心ではなく、ディベートやロールプレイング活動が多く取り入れられており、成績は2,000語のエッセイとクラスへの参加度で評価されました。あるロールプレイングでは、各学生が異なる国の立場に立って貧困問題について議論しました。クラスメートが多国籍だったこともあり、議論は活発でした。同じテーマを学んでいても、文化的背景や国の経験によって意見が大きく異なることがわかりました。

広告の授業では、世界各国のマーケティング戦略やメディア文化を比較しました。課題は1,500語のレポートとグループプレゼンテーションで、グループメンバーは複数の国から集まっており、各国の広告が社会的価値観をどのように反映しているかについて話し合いました。たとえば、日本の広告は調和や間接的な表現を重視する傾向がある一方、イギリスの広告は直接的でユーモアのあるものが多い、といった違いがあります。多国籍のグループで活動するのは難しい場面もありました。コミュニケーションのスタイルやチームワークへの期待がそれぞれ異なるため、役割分担を決めるだけでも時間がかかることがありました。

イギリスの学習スタイルは、日本で慣れ親しんできたものとは大きく異なりました。日本の授業では、教授が説明する間、学生は静かに聞くことが多いです。それに対してイギリスの授業では、積極的に参加することが求められました。授業中に自分の意見を述べたり、質問したり、他の学生の発言に反応することが当たり前の雰囲気でした。そのため、授業前の予習や授業後の復習に多くの時間を費やさなければなりませんでした。特に学期の初めは、複雑な考えを英語で表現できるか不安になることもありました。それでも、教授たちはとても親切で協力的で、丁寧に質問に答えてくれ、間違いを恐れずに発言するよう学生を後押ししてくれました。

学外での日常生活もとても印象に残っています。渡航前はよくイギリスの食事はまずいという話を聞いていましたが、実際にはほとんどの食事は普通においしかったです。しかし、マーマイトや近所の中華料理店などは私には合いませんでした。プレストンは中東系の移民が多い街で、ケバブをはじめとするさまざまなエスニック料理を提供するレストランが充実していました。友人とよくそういったお店に足を運んでいましたが、どれも手頃な価格でおいしく、各国の料理を試すことが日常の楽しみの一つになりました。

週末や休日には、機会があるたびにイギリス各地やアイルランドを旅しました。グラスゴー、ロンドン、ダブリン、マンチェスターを訪れましたが、それぞれの街がまったく異なる雰囲気を持っており、旅を通じてその多様性を肌で感じることができました。

特に印象的だったのはロンドンでした。ピカデリーサーカスや大英博物館など、教科書や映画でしか見たことがなかった場所を実際に訪れることができました。街は世界各国からの観光客や、さまざまな文化的背景を持つ人々で活気にあふれていました。

The image depicts a vibrant, rainbow-colored mosaic display on a reflective, wet pavement in an urban setting, with people walking around.

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ロンドンのピカデリーサーカス

ダブリンではギネス・ストアハウスを見学し、歴史的な街並みを歩き回りました。街全体にゆったりとした雰囲気が漂っており、夜はパブでライブ音楽を聴くのを楽しみました。アイルランドはイングランドとは、アクセントや建築、街中での会話の雰囲気など、さまざまな点で異なっていました。

God's Irish Christmas

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ギネスストアハウス

一方で、イギリスでの生活が常に順調だったわけではありません。天気はしばしば曇りや雨で、気温も低い日が続きました。冬になると日没がとても早く、日照時間が日本と比べて驚くほど短かったです。こうした環境のせいで、体が疲れたり、何事にもやる気が出なかったりする日もありました。日本食や家族、母国語で話せる安心感が恋しくなることもありました。それでも、友人たちが学期を通じてずっと支えてくれました。パブや飲食店などに誘ってもらったことで、孤独を感じずに済みました。

もう一つの興味深い発見は、日本文化がイギリスでいかに広く浸透しているかということでした。グラスゴーでは歌舞伎にインスパイアされたオペラが上演されており、スコットランドで伝統的な日本の文化テーマに出会うとは思ってもいなかったためとても驚きました。また、書店には大きなマンガコーナーが設けられていました。留学前は、日本文化が海外でこれほど広まっているとは十分に認識していませんでした。

The image shows a display shelf featuring various toys and games, including a stuffed toy, a Monopoly game, and other themed items.

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本屋にて

今回の留学は、英語力だけでなく、様々な面で私を変えてくれました。4ヶ月間毎日英語でコミュニケーションをとった結果、リスニングとスピーキングのスキルは確実に上がりました。しかしそれ以上に、異なる背景を持つ人々と関わる力が身についたと感じています。自分の考えをわかりやすく伝えること、慣れない状況に対応すること、文化の壁を越えて人間関係を築くことといった力を育むことができました。また、異国の地で様々な問題を自力で解決しなければならない場面が多く、自立心も養われました。

この経験を通じて、将来についても真剣に考えるようになりました。国際的な場で活躍し、日本と世界の両方に貢献できる人間になりたいと思っています。様々な国の人と出会うことで、コミュニケーションと相互理解が今日のグローバル社会においていかに重要かを痛感しました。イギリスでの日々は時に困難もありましたが、この経験で得た自信と広い視野は、これからの人生においてもずっと活かしていきたいと考えています。

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帰りに友人が見送ってくれました

最後になりますが、工学部同窓会の奨学金のおかげでとても有意義な留学生活を送ることができました。同窓会を支えてくださっている皆様に感謝申し上げます。