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2019年1月23日水曜日

 留学の概要:今回は10月の中旬から12月の中旬まで約2か月間の間,フランスの国立研究所(LIRMM)へ留学してきました.LIRMMの中のKheddar先生の研究室に所属し,ヒューマノイドロボットに関する研究に携わりました.その中でもヒューマノイドロボットの機構設計を担当し,主にグリッパーと呼ばれるモノを把持する機構の設計を行いました.LIRMMで使用されているヒューマノイドロボットであるHRP-4は現在モノを上手に把持することが出来ない状態でした.そこでグリッパーの部分をモノを掴むことが出来る機構に再設計し,さらにグリッパーそれぞれの並進機構,回転機構の設計を追加で行いました.三重大学で培ったSOLIDWORKSの知識をもとに何度も3Dモデルを設計し,提案を行いました.2か月間という短い間だったため,実際にモノを作るところまではできませんでしたが,海外でのヒューマノイドロボットに対する考え方や研究に対する取り組み,意識の高さなどを肌で感じることができ,非常に貴重な経験をさせていただきました.

また,現地の人たちと交流を深めるために日本から持参した鍋の素を使って中国の鍋と食べ比べをする鍋パーティを行ったり(図1),毎日の昼食を共にすることで研究室の人たちと趣味の話や研究の話を行いました.また,そのおかげで私が中学時代より行ってきたバスケットボールを近くの体育館で行っているという学生がおり,毎週のように連れて行ってもらいました(図2).留学中は多くの人に助けてもらいながら何とか生活することができ,異なる文化の中で助け合いの精神がとても大切であることを学びました.
2か月間の間でしたが本当に多くの貴重な経験をすることができ,今後の就職活動やその先の人生でも大きな財産になると感じております.
最後になりましたが,このような貴重な機会を与えてくださった三重大学工学部同窓会グローバル人材育成プロジェクトの皆様,また,留学中にお世話になったフランスの全ての人たちに感謝をお礼を申し上げます.









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