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2026年6月12日金曜日

 私は2024年9⽉から2025年2⽉までの約半年間、⻄洋建築への理解を深めることを⽬ 的に、スペイン・バレンシア州にあるジャウメ⼀世⼤学へ留学する機会をいただきました。 

本報告では、スペインでの学びと⽣活を通して得た経験について述べさせていただきます。

 はじめに、留学先であるジャウメ⼀世⼤学について紹介します。同⼤学はバルセロナから 南へ電⾞で約 2 時間半の場所に位置する国際⾊豊かな公⽴⼤学で、多くの留学⽣が学んで います。私は主に建築構造や⻄洋建築史に関する授業を受講し、講義と現地視察を通じて、 ⻄洋建築が持つ空間構成やデザイン性について理解を深めました。三重⼤学の講義で学ん だ建築作品を実際に⽬にすることで、これまで平⾯図や写真でしか捉えられなかった建築 が⽴体的な実体として迫ってくる感覚は⾮常に新鮮でした。

 特に印象に残っているのは、バチカン市国のサン・ピエトロ⼤聖堂前に広がるサン・ピエト ロ広場を訪れた際の体験です。ベルニーニポイントに⽴ち、知識として理解していた空間構 成が実際の体験として⼀致した瞬間の感動は忘れられません。多くの観光客が素通りして いく中で、「知っていること」「学んでいること」が景⾊の⾒え⽅を⼤きく変えることを実感 し、学ぶ環境に⾝を置けていることへの感謝が込み上げました。 

 次に、ヨーロッパでの⽣活について述べます。幼い頃から憧れていた地域での⽣活は毎⽇ が刺激的で、半年間があっという間に過ぎていきました。街を歩けば、歴史を感じさせる建 物が連なる街並み、厳かな教会、そして道端で会話や⾷事を楽しむ⼈々の姿など、どこを切 り取っても学びに満ちていました。また、ヨーロッパ内の移動距離が想像以上に近く、⾶⾏ 機を使えば数時間で主要都市へ⾏けることにも驚かされました。

 ⽣活の中でも特に思い出深いのは、現地⼤学でできた友⼈や、親しくなった教員ご家族と囲 んで⾷べたスペイン料理の代表格・パエリアです。⾷事を通じて⽂化を共有し、深い交流が できたことは、留学⽣活の⼤きな財産となりました。

 振り返れば、語学学習、ビザ申請、住居探し、友⼈関係の構築など、留学準備から現地⽣活まで、これまで経験したことのない挑戦の連続でした。特にスペインでは、⾃ら積極的に⾏動しなければ何も始まらず、時間だけが過ぎてしまうことを痛感しました。半年間の留学 と、その準備期間を含めた 1 年半の経験は、私にとって計り知れない価値を持つものとな りました。

 今後は、この経験を⾃⾝の学びや⾏動に⽣かし、さらに成⻑していきたいと考えています。

 最後に、留学を⽀援してくださった三重⼤学同窓会の皆様、先⽣⽅、留学⽀援室の皆様、そ してスペイン側の関係者の皆様に⼼より感謝申し上げます。






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